第26号「適量とは」

若い頃に比べて、お酒の酔いが翌朝に持ち越すこと(いわゆる二日酔い)が増えてきた。ここ数ヵ月は家飲みなのだが、それでも、つい調子に乗って杯を重ね、翌日後悔することがある。

年齢につれて、自分の適量が減ってきたのだと思う。このままでは『酒は百薬の長』ではなく、『上戸は毒を知らず』と言われかねない。

「じゃあ、一層の事、断酒するか」ということで、町田康さんの『しらふで生きる』を拝読した(リンクご参照)。とても面白かったが、「町田さんに習って、すぐに断酒するぞ!」とはならなかった。本書に描かれた、断酒前の町田さんの酒豪っぷりに圧倒され、自分に置き換えて考えることができなかったのである。

酒をやめたいと思ったのは「自分ならざる自分」|しらふで生きる|町田康 - 幻冬舎plus

しらふで生きる 大酒飲みの決断 (幻冬舎単行本)
 

ということで、「断酒」ではなく、適量を守る「節酒」に明日から努めるつもりである(明日からと言っている時点で、我ながら、あやしいものだが)。なお、一般的に言われる「適量」は以下のようだが、当面は「自分なりの適量(翌日に持ち越さない量)」を模索していきたい。

○一般的な適量(節度ある適度な飲酒量)

厚生労働省が推進する国民健康づくり運動「健康日本21」によると、「節度ある適度な飲酒量」は、1日平均、純アルコールで約20g程度とされる。

〈純アルコール20gに相当する酒量〉

・ビール:中瓶1本(500ml)
・日本酒:1合(180ml)
ウイスキー:ダブル1杯(60ml)
・焼酎(25度):グラス1/2杯(100ml)
・ワイング:ラス2杯弱(200ml)
・チューハイ(7%):缶1本(350ml)

以上