第31号「世田谷美術館 作品のない展示室」
4連休の3日目、7月25日の午後、雨の晴れ間に、砧公園内の世田谷美術館に行った。
1.世田谷美術館
世田谷美術館は、建築家・内井昭蔵氏による設計。1986年に開館。
設計上のコンセプトは、「生活空間としての美術館」「オープンシステムとしての美術館」「公園美術館としての美術館」の3点とのこと。
なお、写真の利用者カードの通り、感染対策も確りされており、安心。
美術館概要 | 世田谷美術館 SETAGAYA ART MUSEUM
2.企画展「作品のない展示室」
1階展示室は「作品のない展示室」(2020年7月4日~8月27日)。
世田谷美術館は上記コンセプトから、窓が多く、開放的。窓からの砧公園の景色・緑が美しかった。いつもと違い、じっくり作品を見ないので、あっという間であったが、記憶に残る時間になった。
作品のない展示室 | 世田谷美術館 SETAGAYA ART MUSEUM
「作品のない展示室」の会場から(1) | 世田谷美術館 SETAGAYA ART MUSEUM
3.コレクション展「気になる、こんどの収蔵品 ~作品がつれてきた物語~」
2階展示室では、近年収蔵された作品が紹介されていた(2020年6月2日~8月16日)。
気になる、こんどの収蔵品 | 世田谷美術館 SETAGAYA ART MUSEUM
印象深かったのは、中川一政氏の「向日葵」。以前訪れた「真鶴町立中川一政美術館」を懐かしく思い出した。落ち着いたら、真鶴にまた足を運んでみよう。
更には、花澤徳衛氏の「すもう」、中村哲氏の「東京オリンピック」。花澤徳衛氏は渋い脇役として多くの映画に出演された俳優、中村哲氏は政治学者で元法政大学総長。二足・三足のわらじに感心するとともに、絵画は人生に更なる潤い・彩りを加えるだろうと、絵心のある方をうらやましく思った。
中川一政「向日葵」(世田谷美術館ホームページから引用)
真鶴町立 中川一政美術舘 – 真鶴町立 中川一政美術舘公式サイト。日本洋画壇の重鎮・文化勲章受章者の中川一政画伯の洋画を展示・所蔵作品などをご紹介
花澤徳衛「すもう」(世田谷美術館ホームページから引用)
中村哲「東京オリンピック」(世田谷美術館ホームページから引用)
世田美チャンネル vol.3 ミュージアム コレクションⅠ「気になる、こんどの収蔵品」③ | 世田谷美術館 SETAGAYA ART MUSEUM
以上